2019.04.01
  「おわり は はじまり」

                                 主幹 国分 敏明


 
人事異動の季節!  
 部署間の異動、育児休業等を終えて復帰、学生から社会人へ、退任し新たな人生へなど、様々な人模様が生まれ、期待と不安、安堵、希望と心模様も様々である。そのような有様に桜模様が彩りを添えて心に安らぎと前進するエネルギーを与えてくれる。

 「おわり は はじまり」の季節に、我が自治研修センターにおいても3月末をもって6名の方がセンターを離れた。 
 政策支援部の総括アドバイザー兼教授もそのお一人である。
 私が自治研の「ドラえもん」こと「総括(ヨシえもん)」と勝手に思っていて尊敬していた方である。
 「思考が二転三転してなかなか問題が片づかない。」そんな私が頭をかかえているとき、四次元ポケットから「こういう事例があるので参考になるのでは?」と時宜を得た事例がポンと出て来る。また、天候が不安定であろうが、脳内視界良好にて、良き水先案内人であったように思えるのは私だけではなかったように感じる。
 これからは、四次元ポケットを楽しく活用しながら、見聞をさらに深められることと、勝手に想像してみた。楽しそうにしている総括の姿が浮かんでくる。新たなはじまりって、いいものに違いない。お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

 「おわり」といえば、今回を持って、このコラムも最終回となる。
 今までご愛読いただいた皆様に感謝を申し上げたい。
 このコラムは平成20年4月にスタートして以来、センター活動内容の認知度を高めるとともに、職員の文章執筆のトレーニングを目的として、11年間にわたって341回掲載してきた。今回が342回目で、最後となる。  

 今後は、政策支援部の主な事業である「政策形成アドバイザー支援、政策研究会、政策課題セミナー」の各活動状況を各事業のコーナーの中で適宜紹介することとしている。その事業の内容は次のとおりであり、まずは、気軽に電話やメールをいただければと思う。

1 政策形成アドバイザー支援事業    
  自治体等が抱える地域の課題解決に向けた取組みを専門的見地から支援する事業で、二つの
 事業区分がある。
 (1) 総括支援アドバイザーによる支援    
   自治体等が実施する調査研究及び政策形成に対し、総括支援アドバイザーによる助言・指
  導等を行う。
 (2) 外部専門家による支援    
   自治体等が実施する調査研究及び政策形成に対し、その内容をしっかり聴き取り、的確な
  外部の専門家を紹介、橋渡しを行うなどにより専門家の支援を受けられるよう自治体等をサ
  ポートする。

2 政策研究会
  地域が直面する重要課題をテーマに、県内自治体等から参加者を募集し、外部講師との討論
 や参加者同士の勉強会などのワークショップを通じて、施策・事業の研究を行い、政策を提言
 する。
 (1) フィールド自治体型
   研究対象とする自治体等が現実に抱える課題に取り組み、事業化を見据えた実践的な政策
  研究を行う。
 (2) 方部出張型
   ふくしま自治研修センターから遠い地域での出張開催とし、政策形成のプロ セスや手法の
  習得を図り、職員の資質向上にも資する政策研究を行う。

3 政策課題セミナー
  自治体等にとってタイムリーな行政課題や関心の高いテーマについて、専門家を招いた少人
 数での勉強会等を開催するとともに、テーマに関する県内の状況や全国の事例等をとりまとめ
 情報提供を行う。

新たな「はじまり」に向けて有効に活用願いたい。

 ※ このコラムは執筆者の個人的見解であり、公益財団法人ふくしま自治研修センターの公式
   見解を示すものではありません。